いつもゆとりに美味しい野菜を届けていただいている高島循環農業センターさん。農作業をされているスタッフ2人では、どうしても人手が足りないと連絡を頂いたのですが、毎週木曜日のねっこ自然農園さんのお手伝いがお休みだったので短い時間でしたがお手伝いに行ってきました。
朝九時過ぎに到着。珈琲をご馳走になって早速作業開始です。
既に畝は完成していました。畝の長さは測っていませんがかなり長い!耕運機で畝を立ててマルチする作業は高島循環農業センターの高岡さんと鈴木さん、京都左京区の不思議スポット「ナミイタァレ」でたまにカフェ出店したり、マクラメを作って色々なマルシェなどで出店したりと多彩なミカちゃんが行ったそうです。10畝くらいはあったと思われます。これだけでも一仕事ですね。
先ずは竹で作成された30cm定規でブスブスとマルチに穴を開けて行きます。そこの上に半分に切られた芽出ししたじゃがいも(グランドペチカ)を置いていきます。マルチの穴を広げ芽を上に植えていきます。文章にするとこれだけの作業なんですが、実際に作業すると大変です。理由は畝間が狭いのでカニ歩きをするか平均台を歩く様に歩く必要があるからです。何故これほど畝間が狭いのか聞いたのですが、余りに土の力が強く、じゃがいもが雑草に負けてしまうので畝間も全てマルチするためだそうです。確かに土は凄くホクホクで柔らかく、水はけも良さそう。使用する堆肥も前回の堆肥作り見学
http://yutori-shiga.blogspot.jp/2016/02/blog-post_16.html
で確認している様に完熟した堆肥なので土に栄養が行き渡っていると思われます。
穴を開けたマルチの上に種芋をのせて一気に植えていくと効率が良い
4畝にグランドペチカを植えた時点で昼になったのでお弁当休憩です。
今回は作業量が多そうだったので珈琲のセットを持って行っていなかったのですが十分な休憩時間だったので次回からは珈琲セットを持って行こうと思いました。
そうするうちに「ミツバチまもり隊」
http://noneonicotakashima.jimdo.com/ミツバチまもり隊/
の小織さんが訪ねて来られました。高島の給食をオーガニック野菜にしてほしいという活動にも取り組んでおられます。子供は国の宝です。本当に安心して食べることが出来る給食になっていって欲しいと思うので、活動に参加したい方がおられましたら是非連絡して下さい。
昼からは男爵という品種のじゃがいもを植えていきます。腰に負担がかかると鈴木さんに言うと「田んぼを手植えするとこれの比じゃない位大変ですよ」との事。確かに田んぼではお尻を地面に付けられないですもんね。でもゆとりでは田んぼを始める計画がじわじわ現実化しているので、こうやって体を動かし慣れておく必要があると感じました。
お店の営業が16時からなので15時には作業終了です。
今回の大収穫は、ゆとりでも取り扱っていた「すくなかぼちゃ」を種取り用にいただけた事です。更にスタッフの高岡さんが大切に育てたお米もいただきました。感謝です!
高島循環農業センターの高岡さん(左)と鈴木さん(右)。作業後の良い笑顔
無農薬・有機栽培の農業の重要性は今後ますます認識されていくと思います。しかし今回感じた事は圧倒的人手不足です。どれだけ志が高くても、広大な畑があっても、それに見合うだけの人手がないと野菜や米は育ちません。しかし一度でも自分で野菜や米を育てた人は既に知っているのです。「自分が成長を助けた野菜や米は何よりも美味しい」と。
そんな土に魅せられた高島循環農業センタースタッフの育てる野菜は本当に美味しいです。一歩踏み出して畑を手伝ってみませんか?季節のお野菜のお裾分けがあるかもしれません。農の輪を広げていきましょう。