〈自然農的農業のすすめ〉その4〜さつまいもと生姜掘りとにんにくの植え付け〜 


 たかきび 自宅の畑に来春蒔く予定。

 3歳の息子は保育園での芋掘りが楽しかったそうで、今回のお手伝いは芋掘りだと伝えると「行きたい!」との事で保育園を休ませて前回お手伝いいただいた森さんと一緒に加藤さんの畑にお邪魔しました。

 朝9時にひとまず鵜川の畑に集合。加藤さんが到着していなかったので前回干して帰った古代米を観察。乾燥しても簡単に3種類を見分けられる程、色に違いがあります。早く試食してみたいです。程なく加藤さんが到着され安曇川にある畑に移動です。
どんな山の奥にあるのかな?なんて想像していたのですが、住宅街にある畑で意外な感じでした。

こんな感じの住宅街の畑でした。でも空気は美味しい!

 昼食用のタープを建ててから作業開始です。さつまいもは2列に並べて植えてあり、ツルを辿って、太いツタが地中に入っている所の少し離れた位置にシャベルを突っ込み芋づる式とは正にこの事という感じで掘り起こして行きます。シャベルを立てる位置を間違い、さつまいもをサクっと切ってしまう事があり、注意をして掘りますがそれでも意外な方向にツタが曲がっていたり、気を抜いていたりして案外簡単にさつまいもを切ってしまいます。簡単そうで難しい作業です。息子は加藤さんの邪魔?お手伝い?ツタを引っ張って大きなさつまいもが出てきて大喜びでした。

これぞ芋づる式!

 いつも収穫ばかりなので植え付けもしましょう、という事でにんにくの植え付けもお手伝いさせてもらいました。タコ糸を巻いた竹を使い、畝にピンと張って、そのライン下に約25cm間隔で20〜30cm程の深さの穴を掘っていき、そこに一粒のにんにくの尖った方を上にして植えていきます。自然農とは基本的に肥料をやりません。自分の経験から肥料なしではあまり大きく成長しない様に思うのと、にんにくは肥料喰いだと聞くので、来年の収穫が今から楽しみです。

穴に植わっているのがにんにく。息子が外皮を綺麗に剥いてしまったのでツルツルしてます


 にんにくの植え付け終わりで昼食です。加藤さんに陸羽132号の新米を少し試食させてもらいました。土鍋で炊いたそうで、少し水が多く炊かれた印象はありましたが、やはり派手な甘さももちもちした食感も無く、サラッと優しい感じの味でした。昼食後は今回も珈琲淹れました。美味しく淹れられたと思います。住宅街にある畑でもやはり外で淹れる珈琲は美味しいです。森さんは珈琲が苦手だけど香りは好きで、WEEKENDERSの珈琲はフルーティで良い香りだと仰られていました。少し焙煎から時間は経ってしまっていますが、ミルで挽きたての豆はやはり香り高いのでオススメです。

これが生姜です。

昼からは生姜の収穫をお手伝いしました。茎が2〜3本出ているので、少し離れた位置にシャベルを立て掘り起こす感じで簡単に出てきます。あっという間に収穫完了しました。
お手伝いされている森さんは普段は捨てる生姜の根もきちんと処理すれば生姜風呂として使えるのではないか、と綺麗に分別されていました。

親生姜と新生姜 

親生姜・新生姜・根と綺麗に分別

加藤さんはこの畑でたかきびを育てていたそうです。今年はそんなに収量無いそうなのでゆとりでもお取り扱い出来るかわかりませんが、滋賀県産の自然農で育てられた大人気のたかきびなので、こちらも今から楽しみです。ちなみにゆとりにお問い合わせいただくダントツの一位がたかきびなのです。畑に収穫されずに落ちていたたかきびを発見し、私も家の畑に来年の春蒔いてみようと思います。土壌改良にはまず穀物を育てると良いそうなのと獣害(自宅の畑は猿の通り道なので植える植物を考える必要があります)に遭わないので、頑張って育ててみようと思います。

15:00には作業を終え、お裾分けを頂き解散です。

次週のお手伝いはお店のリニューアルオープン直後なので自分の予定がまだ組めていないのでもしかするとお休みになるかもしれませんが基本的には水曜日か木曜日にお手伝いする事にしています。自分がお手伝いした米や野菜を戴く。まさに贅沢なゆとりある事だと思います。一人でも多くの方に少しでも自分が関わった野菜や米を食べていただき、農の輪を広げていければと思います。お気軽にお手伝いにご参加ください。
yutori.shiga@gmail.com