ねっこ自然農園さんの味噌ワークショップに行ってきました。

ヒラノハナレは湖西道路「比良」で降ります。朝のびわ湖の水面が美しい


ゆとりでは火鉢で暖をとっています。
 完全に店舗を暖める事は難しいですが、薬缶をかけておく事で水蒸気が発生し加湿します。生鮮品には適度な湿度が大切なので、たまに使用しますがエアコンはあまり向かないと思い、灯油のヒーターは給油の際に万が一服や手にかかったら匂いが移る事もあると思うので使えません。不便な事も多いですが、環境を人間に合わせるのではなく人間が環境に合わせる方が負荷が少ないと思いますし、炭をいこらせる時間の余裕「ゆとり」が発生するという想いもあります。

 今回ねっこ自然農園さんでの味噌作りワークショップで感じた事はまさにその手間が人に与える「ゆとり」の大切さでした。毎日食卓に上がる味噌だからこそ信頼できる農家さんが育てた大豆、麹を使って自分の手で作る。それは凄く大切な時間。心の余裕と家族への愛が手間を厭わず、家族だけの大切な味噌を作れるのだと思いました。参加者の皆様が終始笑顔だった事がその事を証明していると思います。

 現在育児で休業中のヒラノハナレ、加藤さんのご自宅でワークショップは開催されます。
今回は建国記念日に参加したので保育園が休みの息子4歳と、最近歩ける様になった娘1歳の3人で参加だったので心配したのですが、絵本や木の玩具が充実していて勝手に子供たちが遊んでくれたので少し気が楽でした。小さなお子様がおられても参加しやすい環境です。

絵本の写真忘れてしまいましたが、子供たちに人気の本棚
奥様がサロンされているので美容や食の本も充実の蔵書

暴れん坊の息子も積み木で遊んでました。妹に倒され大泣きしてましたが…

 少し早めに到着すると加藤さんが庭で大豆(みずくぐり)を煮ていました。4時間くらいは煮る必要があるそうです。家庭で少量の場合は圧力鍋を使うと20〜30分もあれば煮えるとの事です。


あさひくんもお手伝い。朝6時から煮てますとの事

 間も無く参加者の方が揃われ、三角巾とエプロン姿で手を洗って準備万端です。
指で軽く押して潰れる程度の柔らかさに煮えた良い香りのする5kgの大豆が到着し、各自持参のすり鉢で大豆を潰します。

初対面の方がおられると思えない和気藹々とした雰囲気

 途中からマッシャーや手動のミキサー?っぽい文明の利器も登場しつつ、お子様含め全員で力を合わせ大豆がペースト状になっていきました。
 
 便利なアイテムも使用しつつ
大豆がペースト状に

別のばんじゅうが並べられ、塩と米麹を混ぜていきます。



 綺麗に混ざった頃合いでペースト状になった大豆がばんじゅうに投入され、全てを均一に混ぜていきます。まんべんなく混ぜないと味に偏りがでるので皆さん真剣です。



 しっかり混ざったら次は野球のボールサイズの球状にしていきます。今回は取材での参加でしたので実際味噌作りに参加できなかったのが残念なくらい楽しそうに皆さん作業されてました。粘土や泥んこあそびではないけれど、それに似た雰囲気でした。




 最後の工程は持参の保存容器にできるだけ空気を抜いて詰め込んでいく作業です。ここで空気を多く残してしまうとカビやすいので丁寧に押し込んでおられました。



 50g程度の塩で最上面をふたして、ラップで落し蓋をして保存容器の蓋で閉めて作業終了です。

 手間暇かけて作られた手前味噌は6ヶ月ほどの熟成期間を経て食卓に上がる事になると思います。大豆も麹で使用する米も安心の自然栽培で、丁寧に家族を想って作られた味噌は優しい家庭の味になるんだろうなと想像できます。
 ワークショップ後、加藤さんの奥様がされているねっこのごはんを皆様囲んで幸せなひと時を過ごされたと思うのですが、ひげ店主は次の取材のために泣く泣く食事を諦め次の現場に向かいました。

 ひげ店主は3/21の醤油ワークショップに参加します。妻は写真撮影で参加するそうです。自分で作った醤油。憧れますね。もろみの活用法など、いろいろ楽しめそうでワクワクしています。

<ヒラノハナレさんのWEBサイト>
http://hiranohanare.blog119.fc2.com/

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毎週木曜日午前中から、お弁当持参で
ねっこ自然農園さんの自然農のお手伝いに行っています。
ご興味がある方はぜひご一緒にいかがですか?


・次回日時…2月18日10時くらいから
・場所…滋賀県の比良もしくは鵜川にて(詳しくはお伝えします)

【yutori.shiga@gmail.com 077-548-8230 までお問い合わせください】